シェール企業のジャンク債償還が迫っているわけで・・・

2016年4月3日

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残念なお知らせがあります。ドル円の販売は今月いっぱいを持ちまして終了させていただきます。

さて、ついにXデーが迫ってきました。アメリカのシェール企業が発行していたジャンク債が今年の4月に大量に償還を迎えるという話です。 数年前からアメリカでシェールオイルの掘削が盛んに行われるようになり、サウジアラビアやロシア抜いてアメリカが世界最大の産油国になりました。いわゆるシェール革命というやつで、これに便乗して弱小の新興企業が次々とシェールオイル事業に参入してきました。

シェールオイルの掘削技術が発達して以前よりは安く掘れるようになりましたが、それでも莫大な費用がかかります。参入するためには資金を調達しなければならないわけですが、わけのわからない新興企業にお金を貸してくれる慈愛に満ちた銀行など存在しません。 そこで、社債を発行して資金を調達しようと考えるわけですが、信用が無いので高金利で発行しないと誰も見向きもしません。これがジャンク債というやつで、ジャンクとはゴミとかクズという意味です。当たれば大きな利益が見込めますが、デフォルトのリスクもありますので、ハイリスクハイリターンの商品になります。

このままではなかなか売れないので、ずる賢い人がジャンク債をパッケージ化して販売することを考えました。ジャンク債のなかでも比較的リスクの低いもの、中程度のもの、超絶ヤバイものと格付けして全部一まとめにして販売するのです。そうすることによって一つがデフォルトしても他のジャンク債によって利益を出せるから、リスクの分散ができるという発想です。

この工夫によってジャンク債が爆発的に売れました。最初のうちは原油高とあいまってウハウハ状態になりましたが、調子に乗って掘りすぎてしまったため供給過多になり、さらに中国経済の減速で需要が大幅に落ちこんでしまったことにより、原油は無限に下がってしまいました。こうなってくると弱小シェール企業は利益を出すどころか赤字になり、倒産するところも出てきます。 ジャンク債のパッケージを買ってしまった投資家は、パッケージの中にどれだけの比率でヤバイ債権が入っているかわからない仕組みになっているので、不安でしかたがないでしょうね。そうすると投売りが始まって、ジャンク債の価格は崩壊し、弱小企業は新規に資金を調達するのが難しくなってきます。

そんな中、今年の4月に償還を迎えるジャンク債が大量にあるというのですから、これはアカンことになる可能性大です。原油安で利益はでない、社債暴落で資金調達はできない、さらに高金利で発行した社債の償還もしないといけない。利息だけでもとんでもない額です。終わりです。アメリカ終了。

リーマンショックのときもサブプライムローンで同じようなことをやってたけどまた来ちゃうかもね、リーマンショック2号。リスク回避のすさまじい円買いが来て、ドル円取引できなくなるかもわからん。世界経済終わったな。